親知らず~前編~
こんにちは、さいじょーです。
皆さんはもう親知らずを抜いていますか?
そろそろ頭が出てきた、抜こうか考えている、見たこともない、
いろんな方がいるでしょう。
新学期も始まったことですし(?)、これから抜こうと考えている方に
今日は僕から親知らずを抜いた経験談をひとつ。いや、ふたつ。
最初は左上でした。
歯茎がかゆくなる感覚のあと、数日すると突起物が現れました。
その後は痛みもなく順調に成長、しっかりと「歯」と認識できるほどになると、
一番奥の奥歯(頭痛が痛い)と親知らずの間に空間ができるんですね。
そこにとにかくご飯粒が潜り込む!
しかも位置的につまようじが入りにくい所ですから、食事の度にその不快感が付き物になるんですよね。
なのでその頃はだいたい、お茶かなんかを飲み干す寸前に口の中の筋肉を駆使し、
「びゅにゅんっ」と、こう、わかります? 「びゅにゅんっ」と強烈な水流を生みだすことで奥歯親知らず間のご飯粒を流し出していました。
痛みはいつまでも無かったのですが、
その不快感と、歯磨きのしにくさ、「虫歯になりやすい」という情報もあり、
抜くことに決めました。
歯医者に行き、レントゲンを撮ってもらったところ、
幸いにも歯ぐきから垂直に真っすぐ生えており、
「これなら速攻で抜けますけど、どうします?今からやっちゃいます?」
とのことだったのでその流れでもう抜くことに。
麻酔を打たれ、目隠しをされ、
歯茎の感覚がなくなってきたのを確認したころ、助手の方が僕の頭をホールド。
「じゃあ始めますね。あ、親知らずと耳って距離が近いので抜く時の音が聞こえちゃうと思うんですけど、ちょっとだけ我慢してくださいね☆」
そりゃこれまで何百本と抜いてきたんでしょう。
軽快な口調と慣れた手つきで器具を準備するカチャカチャ音だけが聞こえる。
「はい、口開けてくださーい」
ひんやり冷たいゴリゴリした無機質な感触、おそらく金属の何かが口の中に入ってきた。
「ちょっと力入れるんで踏ん張ってくださいね」
ぐっ、ぐっ、
ぐいーーーーーー
いや、痛くはない。痛くはないんですがすんごいパワー感。笑
助手の方が頭をホールドしてくれているとはいえ、わりとガチで首に力入れてました。
ぐいっ、ぐっ、ぐいーー
みちみちっ、ぶち、みちみちみち…っ!
(あーーーーーこれかーーー
この音かーーーー。
めっちゃぐいぐいするやんーーー。
まぁ確かにこの音が苦手な人おるやろうなーーー)
「はい、終わりましたよー☆」
(...え?もう??)
おそらく15秒から20秒くらいのもんでしょうか。
うわわ~すごい~~って考えてるうちに終わっちゃいまして。
痛みゼロ、出血も大したことなく、思っている以上にあっけなく親知らず抜きデビューが終わりました。
「出血が止まるまで1時間くらいガーゼ噛みっぱなしにしといてくださいね。
そのころ麻酔切れ始めると思うので痛かったら痛み止め飲んどいてください。
一応、数日分出しときます~。あ、まれに発熱される方いるので今日は1日おとなしくしといてください。お酒もだめですね~。ではお大事に~」
想像していた何倍もユルい。
こんなにあっけないものなのか?と思いつつ、帰宅。
これが昼の12時頃だったのですが、さすがに痛くなるのは怖かったので
帰ってから念のため、安静にしようと思って1時間くらいお昼寝しました。
しかしまぁ麻酔が切れても痛みという痛みはなく。
その後は、歯を抜いた傷跡が埋まるまで(2週間ほどだったかな?)クレーターのようなくぼみが残りますのでそこにご飯粒がすっぽりハマります。笑
正直、歯を抜くという行為に内心はビビりまくってたのですが、
ホントに何事もなく、楽勝でした。
さて、今回の一件で自分の中の
「親知らずを抜く」という行為のハードルが激落ちしたこの数か月後、
今度は右側の親知らずで地獄を見る羽目になるのですが、それはまた次のお話で。
後半へ続く!
ごきげんよう!!