「女子力」はジェンダー差別か?
こんにちは、さいじょーです。
最近、嫌い…と言うか、少し引っかかる言葉があります。
それは「女子力」
僕は今、1人暮らしをしていて、
基本的にご飯は自炊。掃除洗濯の家事も自分でするし、お昼ご飯のお弁当も作ります。
基本的に家はピカピカです。
そして過去の記事でも書いた通り、趣味の1つに製菓がありますので休日にお菓子作ったり、朝ごはんにパンケーキ焼いたりもします。
するとね、たまに言われるんですよ。「女子力高いね」って。
いやいや、いやいやいや、
まず世の中に家事炊事している1人暮らしの男性なんて山ほどいる。
それに、そのカテゴリは「女子力」ではなく「生活力」だ。
それを外食やコインランドリーで済ますことができる人は「財力」だ。
そこに「女子力」なんて存在しない。
そして世のパティシエの過半数は男性。
実際に僕の住んでいる近所のケーキ屋のオーナーシェフは男性ばかり。
そのシェフの方達にも言うんですか?「女子力高いですね」って。
違うんですか?
じゃあ家で趣味でお菓子を作る人は「女子力」なんですか?
なんだその曖昧な線引き。
というかそもそも「女子力」ってなんだ。
女子らしさというか、女子としての魅力ということか。
この目くじらを立てるようにジェンダー差別がどうのこうの言われる時代に
「女子力」はなぜ話題に上らないのだろうか。
キラキラした飲み物を片手に写真を撮ることが女子力なのか、
ふわふわしたワンピースを着ることが女子力なのか、
僕が思うに、女子力、つまり女性としての魅力というのは、
相手の性別がどうであれ、恋人や想い人を落とすためのその人その人の磨くべき武器の部分ではないのかと思うのです。
それはお菓子を作ることかもしれないし、家事や子育てをバリバリこなすことに喜びを見出すことかもしれない。
美しい衣装を着ることかもしれないし、かわいい人間を演じることかもしれない。
つまりは1人1人違う。
でもここまで書いてきて、ちょっと待ってください。
これ別に、男子に当てはめてもいいですよね?
相手を落とすために磨くべき武器、という解釈をするのならば
別に男性がその相手に向ける自身の武器として同じく料理やお菓子を掲げてもいいわけで。
となるとなおさら「女子力」というのが意味が分からん。
しかしなんでもかんでもジェンダー差別に結び付ける風潮も好きではないのです。
だって生物学上、男性と女性でそもそもの構造が違う。
大腿骨や骨盤で男女の区別ができるというし、
子供を産むことができるのは女性だけ、少ない労力で筋肉がつきやすいのはやはり男性が有利。
もちろん体は男性でも心は女性、心は男性でも体は女性という人もいます。
そもそも性別という概念が無い人だっています。
体の性別、心の性別でやはり構造や価値観は違ってくるのです。
違うことが当たり前、違うことを認めなければ。
違うことを認めることと、ジェンダー差別に目くじらを立てることって少しニュアンスが異なるように感じるのです。
えーと、なんかごちゃごちゃ書いてしまいましたが、
つまり、男子だからこうだよね、女子だからこうだよねと、他人がとやかく言ったり、世の中の共通認識にする必要がない。
心と体の性別がどうあれ、個人個人が自分の性別に合わせて自分なりに男子らしさ、女子らしさを武器として見出すことが、強いて言えば「女子力」や「男子力」ではないのかな、と思うのです。
強いて言えばね。
僕自身、「女子力」の意味がよくわかっていない。
だから逆に僕から、世にはびこっている言葉を使うだけの人に聞きたい。
「女子力」ってなんですか?
それではこの辺で。