さいじょーさんの「好きな元素はタングステン」

これは文句やない。世直しや。

春はあけぼの・・・

こんにちは、さいじょーです。

 

 

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先日の後輩の教育がなんちゃら・・・みたいな記事でお話したのですが、

僕がこないだ後輩に課したお題が本日のテーマ、「文章の要約」

 

 

仲の良い友達に映画をオススメする、SNSに日記を書く、

上司と会話をする、報告書を書く、

社外の方にメールを送る、会議でプレゼンする、、、

 

同じ日本語でも単語の使い分けや文章の長さ、組み立て方でニュアンスの違いを必要とする場面がいくつもありますし、

僕の中でその違いを上手に表現できる人の中に優秀な人が多いイメージ。

 

どんな言葉の組み立てでニュアンスの違いを表現しようとも、

本当に相手に伝えたい芯となる内容は何かを理解すること

もしくは受け取った文章のどこが内容の芯なのかを汲み取ることがキモになるのではないかと思うのです。

 

実際に仕事をしていて、ひしひしとそれを感じる分、

自分も日本語を使う人間として、日本語を上手に操れないとなと感じる次第であります。

 

そこで冒頭の部分。

自分の文章作りのトレーニングも兼ねて、1つのコラム的なものを書いて

その内容を要約してみなさいという課題を出してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際 少し明かりて...」 

 

この書き出しが有名な書物といえば、

平安時代清少納言が著した随筆、『枕草子』だ。 

目の前の情景をダイナミックに、かつ鋭く捉えた文章は、

その美しさから学習の対象となり 全国の小中学校の教科書に掲載されている。 

 

諸説あるが『枕草子』の意味とは、「枕」はそのまま寝具の枕、

「草紙」は今で言うメモ帳のようなものだ。 

つまり「枕元のメモ帳」、常に手元に置き、事あるごとにメモのように書き記していく。 

現代で例えるなら、さながら電子機器を片手に行うブログやTwitterのようなものだろう。 

 

文字の読み書きができる人が限られており、さらに紙が貴重であった当時に比べ、 

現代の日本の識字率はほぼ100%でPCやスマートフォンといった電子機器も十分に普及している。 

誰もかれもが自分の心情を吐き出し、共感を得ることにしのぎを削り合う随筆家であるということだ。 

 

宮中に仕えながら京の都の暮らしをありのままに綴った清少納言と、

渋谷や原宿といった 東京の中心地に暮らしながら流行を発信する現代の若者たちは、

どこか似た者同士なのかもしれない。 

目の前で起こったことや感じたことを文字に起こし、共感を得たいという感情は

古来より日本人のDNAに 組み込まれているのかもしれない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どう?これ。

 

けっこうおもしろくない?

 

 

本来は文章の要約のために用意したものなんですが

思いのほかおもしろい文章書けたなと思いましてね。

 

まぁ、めちゃくちゃ端的に言えば、

自分の感情を他人に知ってほしいという文化は1,000年以上前から変わらんなということなんですけど、

 

 

伝えたい内容の主軸があって、

そこに語彙や言い回しで枝葉のように表現を膨らませる。

 

自分にとっても、文章を書く・読む・理解する・伝えるということの難しさと楽しさの良い勉強になりました。

 

後輩への課題とかなんとかは一旦置いておいて、今後も続けてみようかと思います。

そしてこのブログをそのトレーニングルームと考えておりますので、読んで頂けている方々はしばしお付き合いください。笑

 

 

 

それではまた。

 

ごきげんよう