電子レンジ使うとき「チンする」って言う?
こんにちは、さいじょーです。
最近の電子レンジって「チン」って言わへんのに、電子レンジでもの温めること「チンする」って言うやないかーーーいっっ!!!
はい、本日のテーマ。
「チンって言わない電子レンジを使うときもチンする言うやつ」
昔の電子レンジは「チン」って言ってたもんね。
とはいえまだまだ「チン」っていう電子レンジは生き残っているものが多いし
実際に僕が今使っている電子レンジも「チン」って言う。
その擬音を動詞として活用している珍しい例ですよね。
基本的に日本語スラング的に、動詞に活用することが多いのは名詞じゃないですか?
「サボる」とか「タピる」とか。
さぁ、本題。
電子レンジの「チン」という音はタイマーが0に戻った時に作動する機械音ですよね。
しかし最近のものはそんな機械的なダイアルタイマーもなく、ボタンやタッチパネルで操作する電子的なものになりつつあります。
「チン」という機械音も「ピー」という電子音にかわりつつあるのです。
でも「チンする」って言う。
「ピーする」って言わない。
「ピーする」ってなんやねん。放送禁止用語か!
いや、それでいったら「チンする」もギリギリやで。
、、、おほん。
物や技術の進化に伴い、行動や言語が変化していくものがありますね。
目まぐるしく進化を繰り返している携帯電話がまさしくそうじゃないでしょうか。
発売当初はカバンほど大きかったものが今ではポケットに入るサイズになりました。
液晶に文字が 表示され、カラー化、カメラの搭載、タッチパネル化を経て
スマートフォンと 呼ばれるようになり今やそれ1台で何でもできるようになってます。
カメラが搭載され始めたころ、まさに名詞を動詞に活用する例が出ましたね~。
当時、写真データをメールで送ることができたことから
「写メール」「写メ」と呼ばれていました。
そこから転じて、携帯電話で写真を撮ること自体を 「写メる」と言うようになったんですが、今やそれも使われなくなってませんか?
・・・大丈夫ですか?
若い方々、着いてきてます?笑
電話をかけるときのジェスチャーもかわってきているらしいですね。
大きな受話器をしっかり握るようにしていたものから、 平成では小型化された受話器を模して親指と小指を立てるように、
現代ではさらに小型化されたスマートフォンを握る形もしくは、
片手でスマートフォンを、もう片方の手でフリック操作をする動きであらわすそうですよ。
皆さんどれ世代ですか?
そこで。
電子レンジに戻りましょう。
性能は凄まじく進化しているんですが「箱型の機械が中の物を温める」
という基本的な形状や性質は変わっていないですよね。
冷凍食品や即席食品の商品名にも「レンジでチンする○○」というものも存在します。
言葉や見た目、動作までも大きく変化してきた携帯電話に比べて、電子レンジの変化の幅が基本骨格の部分では小さいのではないか、
そして目に見える変化の幅が小さい分、一度文化として浸透した擬音や言葉も変化しづらい。
こういったことが「チンする」という言葉の根深さを生んでいるのではないでしょうか。
もしかしたら将来電子レンジも、携帯電話のように大きく形状が変化した場合には「チンする」って言わなくなるかもしれないですね。
箱型でなく球状に、扉ではなくハッチが開くようになれば人々はそれを使うたびに別の言葉を発するんじゃないでしょうか。
例えば「ピッコロ」、と。
おっと。それも古い表現やな。
誰がわかるねん。
それではこのへんで。