死してなお、科学に貢献したい
こんにちは、さいじょーです。
科学が好きです。
文学、音楽、生活を豊かにしてくれる文明の結晶のような分野はいろいろありますが
その文明の根底となる、土台となる部分を築いてきたのは科学の発展だと思っているのです。
物理も化学も薬学も天文学も数学も医学も
犠牲と発展を繰り返し、現代まで進歩してきました。
そのおかげで80歳を超えるまで平均寿命が延びたし、便利な物であふれた生活ができているんじゃないでしょうか。
人それぞれ心躍る分野があると思いますが、僕の場合、それは科学なのです。
とはいえ、平凡な学力と財力のままここまで生きてきたので、
さぁ今から万能細胞を創り上げたり、小惑星の探査機を開発したり、なんてことは難しいわけです。
しかし科学の発展の何かには役に立ちたいと思った結果、まずは運転免許証の臓器提供意思表示から始めてみました。
自分の死後でもいいのなら、臓器の1つや2つ好きに使っていただきたい。
難しいとされる移植手術の症例数が1つでも増えるのなら、医師の方の経験値に役立てるのなら、そしてそれで救われる命があるのなら。
という思いで臓器移植のあれこれについて調べていると、もうひとつの可能性が見えてきました。
それが「献体」
医学部をもつ大学に自分の遺体を寄贈することにより医学部生たちの解剖実習に使ってもらう、というもの。
非常に素晴らしい。
人体の理解を深めるには実際の人間を教材にすることが一番。
そこで、そういった解剖学の実習が教育内容に含まれているそうで、大学側が篤志を募っている制度があるのだとか。
それだ。
なにも今からそれのために命を絶つわけではなくて。
普通に人生を謳歌したのち、死後に残った肉体が医学の発展に役立てるのならそんな合理的なことはない。
現代のこの医療制度や医師の方たちの存在も、過去に献体をしてくださった方々の活躍でもあるわけでしょう。
僕個人。僕個人の考え方としてはですよ。
どうせ焼いてしまうなら未来の可能性のために使い古してから焼いてほしい。
もちろん、人間ならば故人とのお別れといった感情面はとても大切なことです。
キレイな姿のままのお別れを希望される方がいらっしゃるのは当たり前です。
でも僕の場合は、どうも現実に対し合理的な方法に価値を感じてしまうようです。
というより、もはや焼く必要なんてない。そんなものに燃料を使うのなら細胞1個、血液の1滴に至るまで、然るべき研究機関に持って行ってほしい。
病変の解析?薬品の治験?そんなものに自分の体が使われるのならこんな幸せなことはない。
ということでまずは献体の申し込みから。
兵庫県では西宮市にある兵庫医科大学でできるそうなのでどこかで時間を見つけて行ってみたいと思います。
条件にある「親族の同意」
ここが厄介だな。
まぁこれまで生きてきて、変わり者の種は蒔いてきたつもりなので大丈夫でしょう。
1901年に第1回ノーベル物理学賞を受賞したヴィルヘルム・レントゲンはX線の発見に伴うレントゲン撮影の技術で何億人と救ってきたことでしょう。
京都大学の山中伸弥教授のiPS細胞はこれから先、何億人と救うでしょう。
今、目の前の1人を救うゴッドハンドの持ち主もいれば、
10年後の10万人を救う研究者もいる。
こんなご時世ならなおさら、みんな狂気の世界で闘い続けているヒーローです。
そんなヒーローに1㎜でもお役に立てるのなら。
献体の申し込みが完了した際はまた、詳しくご紹介できたらなと思います。
今回は医学に偏った内容になってしまいましたが、
もちろん他の分野も大好きで興味ばりばりです。
他の内容も別の記事で少しずつお話していきましょう。
それではこの辺で、